ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「巨摩山地」の意味・わかりやすい解説 巨摩山地こまさんち 山梨県西部を南北方向に連なる山地。赤石山脈の前山で,富士川の支流早川の谷で主脈と分かれる。東側は断層崖で甲府盆地に接し,御勅使川などの扇状地が発達。櫛形山(2052m),富士見山(1640m),身延山(1153m),七面山(1989m)などが並ぶ。新第三系中新統の比較的若い地層からなるうえに地質構造も複雑で,崩壊などの多い反面,平坦面や湿地,小湖沼を有する。なお,早川が東に向きを変えて山地を横断してから南方は身延山地とも呼ばれる。主要部は南アルプス巨摩県立自然公園に属する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by