巨田神社(読み)こたじんじや

日本歴史地名大系 「巨田神社」の解説

巨田神社
こたじんじや

[現在地名]佐土原町上田島

三財(さんざい)川の南岸、巨田大池の西方に鎮座する。祭神は誉田別命など。旧郷社。一説に寛治七年(一〇九三)の田島(たじま)庄立券(宇佐大鏡)に伴って豊前宇佐宮の分霊を勧請し、巨田八幡宮と称したという。古くは古田宮とも記される。正安四年(一三〇二)九月五日の伊東祐義下文(西福寺文書)には、蓮光(れんこう)寺院主職と「古田宮供僧職」が伊東氏によって上総房良海に与えられたことが記される。建武元年(一三三四)一〇月八日の蓮光寺院主良海譲状(同文書)によれば、良海は上田島庄蓮光寺院主職と「巨田宮供僧田」を梨円に譲渡するにあたり、これらの所職は故祐義より良海自身が相伝したと記している。同三年二月一九日には蓮光寺院主職と古田宮供僧職が伊東祐逸により阿闍梨玄範に宛行われており(「伊東祐逸下文」同文書)、蓮光寺は巨田宮の別当寺だったのであろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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