巫山の雲雨(読み)フザンノウンウ

デジタル大辞泉 「巫山の雲雨」の意味・読み・例文・類語

ふざん‐の‐うんう【×巫山の雲雨】

宋玉の「高唐賦」の、の懐王が昼寝の夢の中で巫山神女と契ったという故事から》男女が夢の中で結ばれること。また、男女が情を交わすこと。巫山の雲。巫山の雨。巫山の夢。朝雲暮雨

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精選版 日本国語大辞典 「巫山の雲雨」の意味・読み・例文・類語

ふざん【巫山】 の=雲雨(うんう)[=雲(くも)・=雨(あめ)

  1. ( 「宋玉‐高唐賦」にある楚の懐王の故事「昔者先王嘗游高唐、怠而昼寝、夢見一婦人、曰、妾巫山之女也、為高唐之客、聞君游高唐、願薦枕席、王因幸之。去而辞曰、妾在巫山之陽、高丘之岨、旦為朝雲、暮為行雨朝朝暮暮、陽台之下」から ) 男女が夢の中で結ばれること。男女が相会して、情交のこまやかなこと。巫山の夢。また、巫山の神仙女のこと。巫山雲雨
    1. [初出の実例]「巫(フ)山の雲雨御夢に入時も、誠に暁ごとの御勤北辰御拝も怠らず」(出典太平記(14C後)四)

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