デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「市河万庵」の解説 市河万庵 いちかわ-まんあん 1838-1907 幕末-明治時代の書家。天保(てんぽう)9年3月21日生まれ。市河米庵の子。市河三喜の父。幕府につかえ,江川太郎左衛門,高島秋帆(しゅうはん)に洋式砲術をまなび鉄砲方となる。海保酔茗に篆刻(てんこく)をまなび,書をおしえる。明治初年から大蔵省につとめ,3年ロンドンで製作する新紙幣の文字をかいた。明治40年11月10日死去。70歳。江戸出身。名は三兼。字(あざな)は叔并。通称は昇六。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例