市立函館図書館郷土資料複製叢書(読み)しりつはこだてとしよかんきようどしりようふくせいそうしよ

日本歴史地名大系 の解説

市立函館図書館郷土資料複製叢書
しりつはこだてとしよかんきようどしりようふくせいそうしよ

三一冊 市立函館図書館 昭和四三年―平成五年刊

解説 近世蝦夷地および北辺関係の貴重な資料多数所蔵していることで知られる市立函館図書館が、館外活動の一環としておもに近世の箱館に関係の深い写本資料の一部不定期複製配布している叢書部数も一〇〇部から一五〇部と一定しないが、既刊の資料には次のようなものがある。一(松前歳時記草稿)、二(蛯子七郎衛門「箱館風俗書」)、三(秦檍麻呂「東蝦夷地名考」)、四(松窓乙二「筥館紀行」)、五(平清澄「蝦夷地月多六福嶋紀行」)、六(福居芳麿「東夷周覧」)、七(えみしものかたり)、八(平尾魯僊「松前紀行」)、九(平尾魯僊「箱館異人談」)、一〇(蝦夷国私記 糺明録)、一一(久保田見達「北地日記」)、一二―一七(市川十郎「蝦夷実地検考録」巻一・巻四・巻七・巻九・巻一七・巻二九)、一八(嶋田熊次郎「天辺飛鴻 巻四 伽羅浮土 抄録」)、一九(「亜国来使記 天」)、二〇(イワン・マホフ「ろしやのいろは」)、二一(高松要人「箱館書翰」)二二(渋江長伯「東遊奇勝」五・六)二三(柿崎織人「柿崎織人日記」)、二四(象潟屋新蔵「御倹約御触書留 天保十三年丑九月留メ書」)、二五(象潟屋新蔵「御倹約御改革并ニ御触書留メ扣 天保十四年卯五月中旬ヨリ」)、二六(象潟屋新蔵「御改革ニ付御触書留メ 天保十四年卯七月ヨリ」)、二七(一年の夢蝦夷土産)、二八(峠下ヨリ戦争之記 慶応四年十月)、二九(平秩東作「東遊記」)、三〇(小嶋又次郎「亜墨利加一条写」)、三一(小杉雅之進「麦叢録」上・下・附図)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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