市谷八幡宮(読み)いちがやはちまんぐう

日本歴史地名大系 「市谷八幡宮」の解説

市谷八幡宮
いちがやはちまんぐう

[現在地名]新宿区市谷八幡町

外堀通西方の丘端に位置する。正式には市谷亀岡いちがやかめがおか八幡宮と称し、旧郷社。主祭神は応神天皇で、神功皇后などを配祀する。「南向茶話」などによると、かつては市谷御門内にあったが、寛永年中(一六二四―四四)に市谷見附を見下ろす御門外の現在地に遷座したという。江戸時代には江戸八所八幡の一で、古義真言宗東円とうえん(御府内八十八ヵ所の第三七番札所)別当寺であった。社伝によれば、文明年間(一四六九―八七)太田道灌が江戸城擁護のため鎌倉鶴岡八幡宮の分霊を勧請山林などを付属させ、合せて東円寺を創建したことにはじまると伝え、亀岡八幡宮の名称は鶴岡八幡宮に対しての呼称という。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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