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帆印 ほじるし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

帆印
ほじるし

船の所有者または所属を表わすためににつけた。早くから布帆を使用したヨーロッパでは 15世紀以後大いに普及したが,日本では莚帆を長く使用し布帆の実用は 17世紀以後であったためその普及は遅かった。江戸幕府,諸大名は家紋を染めるなど目立ちやすいデザインを用いるものが多かったのに対し,民間の廻船は黒布または赤布帆の一部に縫いつけて筋を入れ,その長さや数で識別する程度のものであった。 (→船印 )

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デジタル大辞泉の解説

ほ‐じるし【帆印】

船の帆に入れた、所有者などを明示する印。

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大辞林 第三版の解説

ほじるし【帆印】

その船の所有者などを表すために帆に入れた印。

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世界大百科事典内の帆印の言及

【日の丸】より

…将軍の御座船安宅丸(あたけまる)と天地丸は多数の日の丸の幟(のぼり)で装飾されていたし,1673年(延宝元)に年貢米廻漕のために雇った廻船に立てることを義務づけて以来,日の丸の幟(日の丸船印・朱の丸船印と呼ぶ)が幕府船の標識として常用された。また朱の丸の帆印は1799年(寛政11)から始まる幕府の第1次蝦夷地直轄時の赤船(あかふね)で使われている。 もとより,在来の日本船は外観で異国船と簡単に区別がつくので,とくに識別に配慮しなくともよく,帆印と船印で船主を示すだけでこと足りた。…

※「帆印」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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