帯佩(読み)タイハイ

デジタル大辞泉 「帯佩」の意味・読み・例文・類語

たい‐はい【帯×佩/体配/体拝】

太刀を身に帯びること。また、その姿。
容儀―絵にかくとも筆に及びがたし」〈平家・五〉
芸能武術の、身の構えや作法
「―、身遣ひと申すもこれなり」〈花伝・三〉

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精選版 日本国語大辞典 「帯佩」の意味・読み・例文・類語

たい‐はい【帯佩・体配・体拝】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 太刀などを身に帯びること。佩刀。〔易林本節用集(1597)〕 〔中論‐修本〕
  3. 太刀などを身に帯びた姿。また、衣服などの着こなし。風姿風采
    1. [初出の実例]「大将軍権亮少将維盛は、生年廿三、容儀躰拝絵にかくとも筆も及がたし」(出典:平家物語(13C前)五)
  4. 舞楽蹴鞠、弓術などの技芸の型や作法。
    1. [初出の実例]「門生等が弓遊びしけるに〈略〉此の君は〈略〉いきほひ・たいはい、たとへんかたおはしまさず」(出典:荏柄天神縁起(1319‐21頃))
    2. 「能に、もろもろの働きとは、これ也。たいはい・身遣ひと申すも、是也」(出典:風姿花伝(1400‐02頃))
  5. 身のこなし。
    1. [初出の実例]「扨もえならぬ女らうや。ようぎたいはい、ここらめならぬ女性かな」(出典:浄瑠璃・日本蓬莱山(1685頃)一)

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普及版 字通 「帯佩」の読み・字形・画数・意味

【帯佩】たいはい

佩びる。

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