帰朝(読み)キチョウ

デジタル大辞泉 「帰朝」の意味・読み・例文・類語

き‐ちょう〔‐テウ〕【帰朝】

[名](スル)外国から帰ってくること。帰国。「欧州訪問から帰朝する」「帰朝報告」

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精選版 日本国語大辞典 「帰朝」の意味・読み・例文・類語

き‐ちょう‥テウ【帰朝】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 国命によって外国に使者として出かけたものが帰国すること。転じて、一般的に外国からかえること。
    1. [初出の実例]「於後随使帰朝」(出典:続日本紀‐文武四年(700)三月己未)
    2. 「彼上人入唐し給て、帰朝の時船中にして」(出典:明徳記(1392‐93頃か)下)
    3. [その他の文献]〔杜甫‐将暁詩〕
  3. 地方から都にもどること。
    1. [初出の実例]「『いや伏見まで迎ひ舟が参たる』といへば〈略〉『やがてきてうなされよ。さらばさらば』」(出典:咄本・昨日は今日の物語(1614‐24頃)上)

かえる【帰】 朝(あした)

  1. 夜、男が女の所へたずねて行って契りを結んで帰る翌朝。きぬぎぬ。後朝。
    1. [初出の実例]「明けぬとて待つ宵(よひ)よりも七夕はかへるあしたやわびしかるらん」(出典:宇津保物語(970‐999頃)藤原の君)

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普及版 字通 「帰朝」の読み・字形・画数・意味

【帰朝】きちよう(てう)

君命で外に使したものが帰国する。唐・杜甫〔敬みて族弟唐十八使君に寄す〕詩 歸に跼す 敍、重ねて陳(の)べんことを思ふ

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