日本歴史地名大系 「常源寺」の解説 常源寺じようげんじ 青森県:弘前市弘前城下西茂森町常源寺[現在地名]弘前市西茂森町一丁目西茂森(にししげもり)町禅林街三十三ヵ寺の一つ。宗徳(そうとく)寺を主座とする下寺のなかにある。天津(てんしん)院と恵林(けいりん)寺の北奥にあり、天満(てんまん)宮の南西に位置。白花山と号し、曹洞宗。本尊は釈迦如来。もと耕春(こうしゆん)院末寺。開山は中庵永虎。開基は二説あり、和徳(わつとく)城主小山内讃岐守と弘前藩祖津軽為信の実父武田紀伊守守信。長勝寺並寺院開山世代調(長勝寺蔵)によれば、和徳村にあったとあり、開基を永禄六年(一五六三)とし、開基は武田守信、寺領は三〇石とある。寺伝では三ッ目内(みっめない)村(現南津軽郡大鰐町)の金竜(きんりゆう)寺の末寺として和徳村に勧請され、金竜寺没落後堀越(ほりこし)村の耕春院に属し、慶長一六年(一六一一)現在地へ移ったとする。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by