常盤の国(読み)ときわのくに

改訂新版 世界大百科事典 「常盤の国」の意味・わかりやすい解説

常盤の国 (ときわのくに)

中世の物語草子や説経節などの語り物,あるいは諸国田植歌などにあらわれる国の名。戌亥(いぬい)(北西)の方角にある祖霊のいる国で,富や豊饒源泉と考えられ,燕(つばめ),時鳥(ほととぎす),鶯(うぐいす)などの祖霊の使者とか乗物と考えられている鳥が媒介すると考えられた。〈ときわ常磐)〉はつねにその性質を変えずに存続する岩の意味であるが,〈とこよ(常世)〉と混同して,ほぼ常世と同意に用いられたものらしい。
常世国
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