幕屋(読み)マクヤ

デジタル大辞泉 「幕屋」の意味・読み・例文・類語

まく‐や【幕屋】

幕を張りめぐらした小屋
能などの楽屋。幕で舞台と区切られている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「幕屋」の意味・読み・例文・類語

まく‐や【幕屋】

〘名〙
① 幕をはりめぐらした小屋。また、幕をはりめぐらして小屋のようにしたもの。〔和英語林集成再版)(1872)〕
能舞台の楽屋のこと。幕で舞台と区切ってあるところからいう。
申楽談儀(1430)犬王「まくやより申して来たるやうに、人中より、常住に、一心不乱に、南無阿彌陀仏と申して鉦鼓を叩きて出でて」
旧約聖書時代、神が住み、人と会い、律法を教え、その心をあかされるところと信じられた天幕
旧約全書(1888)出埃及記「汝また幕屋(マクヤ)のために十の幕を造るべし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「幕屋」の読み・字形・画数・意味

【幕屋】ばくおく

幕舎

字通「幕」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android