干葉・乾葉(読み)ひば

精選版 日本国語大辞典 「干葉・乾葉」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ば【干葉・乾葉】

〘名〙
① 枯れてすでに生気を失い、乾いてしまった葉。
狂歌徳和歌後万載集(1785)一〇「いたづらにわが身は干葉の年をへてむかしの若葉今はこひしき」
② ほし菜。特に、大根の葉や茎を陰干にして枯らせたもの。食用としたが、大根葉はよくあたたまるといって風呂に入れることもあった。《季・冬》 〔女重宝記(元祿五年)(1692)〕
滑稽本浮世床(1813‐23)初「腰湯を使ふから、干葉(ヒバ)の古いのを買てくれ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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