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干闌 かんらんgān lán

世界大百科事典 第2版の解説

かんらん【干闌 gān lán】

中国で高床構造の建物をいう。炭素14法による測定で,今から6000~7000年前とされる浙江省の河姆渡(かぼと)遺跡から各種の枘(ほぞ),枘穴を加工した木造部材が出土したのをはじめ,同種の遺跡は新石器時代から歴史時代まで,浙江,江蘇,湖北,雲南省などでも発見されている。長江(揚子江)中・下流域から華南・西南地方にかけて,先秦時代には華北・中原地方の木と土・日乾煉瓦と混合の構造とは別の木造建築の伝統が先行していたと考えられる。

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世界大百科事典内の干闌の言及

【住居】より

…より古い時期の住居については,考古学的発掘調査の資料や文献,画像によって大要をうかがうにすぎないが,これらの住いの構造の特色がきわめて早い時期から芽生えた伝統に根ざしていることが知られる。 先史時代の住居には,大きく分けて穴居と干闌(かんらん)の2種の形式があったことが発掘資料により知られる。穴居は新石器時代の普遍的な住居形式として黄河流域を中心に分布し,袋穴,竪穴,半穴居の各類型がある。…

【チワン族(壮族)】より

…住居の様式は多くがこの地域の漢族と同じだが,場所によってはまだ古い伝統的な様式が残っている。それは干欄(干闌),麻欄とよばれる杭上家屋で,下の階では牛,豚,鶏などの家畜が飼われ,あるいは農具,燃料等が置かれる。多くは一夫一妻婚に基づく小家族で,結婚後〈不落夫家〉とよばれる習俗がある。…

※「干闌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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