平湯大滝(読み)ひらゆおおたき

日本歴史地名大系 「平湯大滝」の解説

平湯大滝
ひらゆおおたき

[現在地名]上宝村平湯

高原たかはら川最上流部、乗鞍のりくら岳北麓の平湯の字浴場山あんばやまにある。幅約六メートル、落差約四五メートル。「斐太後風土記」は「漲落るさまは、遠望めば、八十つづき縫列ねたる白布の、広幡なし、近眺れば、千重万重の、嶽雪の間断なく、なだれ落るにことならず。又は数千万斤の綿絮を、頻に繰落す歟とぞ疑はる。其響は岩壁を貫徹、恰も百千の雷の落たらんがごとく、群壑に轟きわたり、打しぶく水煙は、二三町此方までも、立こむる霧なして」としてその雄大さをたたえている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「平湯大滝」の解説

平湯大滝

岐阜県高山市にある滝。神通川水系、平湯川にかかる。落差64メートル、幅6メートル。冬季には氷瀑が見られ、ライトアップが行われる。1990年、日本の滝100選に選定された。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

事典・日本の観光資源 「平湯大滝」の解説

平湯大滝

(岐阜県高山市)
岐阜県の名水50選指定の観光名所。

平湯大滝

(岐阜県高山市)
日本の滝百選」指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android