平田郷(読み)ひらたごう

日本歴史地名大系 「平田郷」の解説

平田郷
ひらたごう

[現在地名]松本市芳川平田

松本城下町の南、村井むらい宿の北、平田村の地域にあたっており、東に川、西に奈良井ならい川が北流する中間平地にあった。

永仁三年(一二九五)地頭山内時通の子通綱に対する譲状(山内首藤家文書)に下平田の公田二町歩その他浮免田・在家がみえる。


平田郷
ひらたごう

和名抄」は諸本とも訓を欠く。郷名は古代文献に所見がない。郷域は「日本地理志料」「大日本地名辞書」とも現彦根市の旧稲枝いなえ村地区とする。後者は同地区のうち肥田ひだを平田の転訛だという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android