日本歴史地名大系 「山内首藤家文書」の解説
山内首藤家文書
やまのうちすどうけもんじよ
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
萩(はぎ)藩士山内首藤氏の伝えた文書。同氏は元来相模(さがみ)国の御家人(ごけにん)で、一族の一部が鎌倉後期に地頭職(じとうしき)をもつ備後(びんご)国地毗荘(じびのしょう)(広島県庄原(しょうばら)市と比婆(ひば)郡のそれぞれ一部)に移住。室町期に守護(しゅご)山名(やまな)氏と結び付き勢力を伸ばし、のち毛利(もうり)氏に属し防長(ぼうちょう)移封に従った。1351年(正平6・観応2)観応(かんのう)の擾乱(じょうらん)に際し、足利直義(あしかがただよし)方にたち荘内に居住する一族の結集を図った「一族一揆契状(いちぞくいっきけいじょう)」の存在は著名。刊本『大日本古文書 家わけ15』に573通を収録。
[山田 渉]
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