年光(読み)ねんこう

精選版 日本国語大辞典 「年光」の意味・読み・例文・類語

ねん‐こう‥クヮウ【年光】

  1. 〘 名詞 〙
  2. としつき。光陰歳月
    1. [初出の実例]「不年光依樹報、非月令到園施」(出典菅家文草(900頃)六・早春内宴、侍清涼殿同賦春先梅柳知)
    2. 「夫年光(ねんクヮウ)の停らざること奔箭下流の水の如し」(出典:太平記(14C後)六)
    3. [その他の文献]〔徐陵‐答李顒之書〕
  3. 春の日ざし。春の景色
    1. [初出の実例]「年光泛、月色照上春」(出典:懐風藻(751)元日宴〈長屋王〉)
    2. [その他の文献]〔王績‐春桂問答〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「年光」の読み・字形・画数・意味

【年光】ねんこう(くわう)

年月日月。清・施閏章〔舟中立秋〕詩 垂老、秋を聞くことを畏る 年光、水をうてる 陰雲、岸に沈み 雨、舟(だんしう)に亂る

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