デジタル大辞泉 「年星」の意味・読み・例文・類語 ね‐そう〔‐サウ〕【▽年▽星/▽年▽三】 《「ねんそう」の撥音の無表記》陰陽家で、開運を祈って、その人の生まれた年にあたる属星ぞくしょうをまつること。また、正月・5月・9月の年に三度行う精進。「世をいと憂きものにおぼして―などし給ふ」〈源・玉鬘〉 ねん‐そう〔‐サウ〕【年▽星/年▽三】 ⇒ねそう(年星) 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「年星」の意味・読み・例文・類語 ね‐そう‥サウ【年星】 〘 名詞 〙 ( 「ねんそう」の撥音の無表記 ) 陰陽家で、開運のために、その人の生まれた年に当たる属星(ぞくしょう)をまつること。[初出の実例]「あこがひめぎみの、ねさうししはじめられしに、扇にかきつけられし あさゆふにあふぎてをがむかひありてそらなるほしもあはれとはみよ」(出典:書陵部本帥大納言集(1097頃)) ねん‐そう‥サウ【年星】 〘 名詞 〙 =ねそう(年星)[初出の実例]「年星行ふとて、女檀越のもとよりずずを借りて侍りければ」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)慶賀・一三七六・詞書) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例