慶賀(読み)ケイガ

デジタル大辞泉 「慶賀」の意味・読み・例文・類語

けい‐が【慶賀】

[名](スル)
喜び祝うこと。祝賀。「無事帰着を慶賀する」「慶賀に堪えません」
任官・叙位された者が、お礼を申し上げること。拝賀奏慶。よろこびもうし。
[類語]恭賀謹賀奉賀奉祝慶祝大慶同慶御慶ぎょけい慶福祝賀祝着しゅうちゃく祝福祝勝めでたい喜ぶ慶事吉事好事おめでた寿ことぶききち大吉祝い事晴れの日賀する祝う祝することほぐ佳日吉日恐悦

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精選版 日本国語大辞典 「慶賀」の意味・読み・例文・類語

けい‐が【慶賀・慶嘉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 喜び祝うこと。祝賀。
    1. [初出の実例]「其後親王、公卿於仁寿殿東庭慶賀之由」(出典:九暦‐九条殿記・駒牽・承平七年(937)八月二八日)
    2. 「以て慶嘉(ケイガ)の辞を陳す」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉五八)
    3. [その他の文献]〔周礼‐秋官・小行人〕
  3. 任官のお礼を天皇に奏すること。拝賀。奏慶。よろこびもうし。
    1. [初出の実例]「大将慶賀(家)近衛大将新任之時令慶賀之後、又召蔵人、令聊可酒肴於士率之状」(出典:侍中群要(1071か)九)
    2. 「拝賀奏慶慶賀(ケイガ)の事此三色ともに官位之御礼を禁裏へ参内して申上る事を云なり」(出典:随筆・貞丈雑記(1784頃)四)

慶賀の補助注記

任官に関するのような用法は、日本独自のものと見られる。平安時代の仮名文学作品などでは、これを「よろこびまうし」といっている。

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普及版 字通 「慶賀」の読み・字形・画数・意味

【慶賀】けいが

祝う。〔淮南子、本経訓〕古の人、氣を天地と同じくし、~優游す。此の時に當りて、慶賀の利、刑罰の威無く、~民相ひ欺し暴する(な)きこと、ほ混冥の中に在るがごとし。

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