座公事(読み)ざくじ

精選版 日本国語大辞典 「座公事」の意味・読み・例文・類語

ざ‐くじ【座公事】

  1. 〘 名詞 〙 中世特権を有する座の構成員がその代償として、座あるいはその本所である朝廷寺社等の諸権門に納めた課役座役座銭。座役銭。役銭。
    1. [初出の実例]「さくしの事、ことことくさくしを出さらむ人の者、さゑは、入申へからす」(出典:今堀日吉神社文書‐応永一〇年(1403)二月日・座公事定書案)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android