延命小袋(読み)えんめいこぶくろ

精選版 日本国語大辞典 「延命小袋」の意味・読み・例文・類語

えんめい‐こぶくろ【延命小袋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 七福神の持つ宝物の一つという延命袋のように、寿命をのばす力のある小さな袋。また、一般に腹部が膨れ、口をくくった錦地の小さな袋。
    1. [初出の実例]「おにのもつたからには、うちでのこづち、〈略〉ゑんめいこふくろ」(出典:御伽草子・きまん国物語(室町時代物語大成所収)(室町末))
  3. 植物あつもりそう(敦盛草)」の異名
    1. [初出の実例]「莟む日や延命小ふくろはなのはる〈泰徳〉」(出典:俳諧・六百番誹諧発句合(1677)二五番)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「延命小袋」の解説

延命小袋
えんめいこぶくろ

歌舞伎浄瑠璃外題
作者
吾妻三八
初演
正徳2.12(大坂・嵐三右衛門座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android