廷争(読み)テイソウ

デジタル大辞泉 「廷争」の意味・読み・例文・類語

てい‐そう〔‐サウ〕【廷争】

[名](スル)朝廷で事の正否を争うこと。また、多く臣下の前で、君主の誤りをいさめること。「面折廷争
「君、其非計を―して曰く」〈東海散士佳人之奇遇

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精選版 日本国語大辞典 「廷争」の意味・読み・例文・類語

てい‐そう‥サウ【廷争】

  1. 〘 名詞 〙 朝廷で、物事の是非を争うこと。多く「面折廷争」の形で、君主の面前で是非を争い、誤りをいさめる意に用いる。
    1. [初出の実例]「上なる者下を待するに礼を以てすれば、面折廷争し」(出典:公議所日誌‐一六上・明治二年(1869)五月)
    2. [その他の文献]〔史記‐呂后本紀〕

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普及版 字通 「廷争」の読み・字形・画数・意味

【廷争】ていそう(さう)

朝廷にあって争論する。〔隋唐嘉話、下〕徐大理功、武后の將(まさ)に人をさんとするを見るに、必ず法に據りて爭す。

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