廻立殿(読み)カイリュウデン

デジタル大辞泉 「廻立殿」の意味・読み・例文・類語

かいりゅう‐でん〔クワイリフ‐〕【廻立殿】

大嘗祭だいじょうさいのときに天皇が湯あみをし、装束を改める殿舎。ここでまず沐浴もくよくして祭衣に着替え、悠紀殿ゆきでんに行幸して神事ののちにここに還り、さらに沐浴更衣をして主基殿すきでんへ行幸する。

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精選版 日本国語大辞典 「廻立殿」の意味・読み・例文・類語

かいりゅう‐でんクヮイリフ‥【廻立殿】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かいりゅうてん」とも ) 大嘗宮(だいじょうきゅう)一部大嘗会の時、天皇が入浴し祭服に着替える所。ここから悠紀殿(ゆきでん)に渡り、祭礼のあと再び還御し、さらに入浴し着替えをして主基殿(すきでん)に渡る。かえりだちどの。〔儀式(872)〕

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