弄物(読み)まさぐりもの

精選版 日本国語大辞典 「弄物」の意味・読み・例文・類語

まさぐり‐もの【弄物】

  1. 〘 名詞 〙 もてあそぶもの。慰みもの。
    1. [初出の実例]「はこやのとじ・かぐや姫の物語の絵にかきたるをぞ、時々のまさぐりものにし給ふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)蓬生)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「弄物」の読み・字形・画数・意味

【弄物】ろうぶつ

物を巧みに扱う。〔漢書、地理志下〕趙、中山は、~夫相ひ聚りて游戲し、悲歌(かうがい)し、てば則ち椎剽(ついへう)掘冢(塚墓を盗掘)、姦巧を作(な)し、多く物を弄し、倡優を爲す。女子は~富貴に游媚(いうび)し、侯の後宮(あまね)し。

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