式年遷宮祭(読み)シキネンセングウサイ

デジタル大辞泉 「式年遷宮祭」の意味・読み・例文・類語

しきねん‐せんぐうさい【式年遷宮祭】

定期的に神殿をつくり替え神座を移す、神社にとって最も重要な祭儀伊勢神宮では、原則として20年ごとに行われている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「式年遷宮祭」の意味・わかりやすい解説

式年遷宮祭
しきねんせんぐうさい

一定の期間ごとに社殿を新造し,旧社殿の神儀を移すことを式年遷宮という。そのとき行なわれる祭り。伊勢神宮が 20年目ごとに行なう遷宮祭が最も著名で大規模なもの。諸殿舎(内宮,外宮の本宮のほかに別宮 14社,摂末社 67社,所管社 42社,合わせて 125社)を新しく建て替え,神宝装束を一新し,神体を旧殿舎から新殿舎に遷座する。朱鳥4(690)年から 1200年以上続き,2013年10月の遷宮は 62回目。唯一神明造(→神明造)の社殿や神宝,装束は,20年ごとにつくり替えられてきたために,よく古代様式を伝承している。遷宮の根本精神は「神のよみがえり」にある。(→式年造替

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