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式年造替 しきねんぞうたい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

式年造替
しきねんぞうたい

神社建築において,社殿の一部または全部を一定年限ごとに建て替える制度。農耕社会で秋の祭りに臨時の神殿をつくり,祭りがすむと取り払ったことに始まる慣行と考えられる。今日まで引き続き行なわれ有名なのは伊勢神宮で,20年ごとに附属舎も含め一切が造替されている。この制度は天武天皇の時代に定まったと伝えられるが,約 1世紀間中断した時代もあった。この造替に伴い神体が新しい建物に移る儀式を式年遷宮祭という。年限は数年から 20年まで諸例あり,住吉大社香取神宮鹿島神宮では 20年,賀茂御祖神社賀茂別雷神社では 21年ごとに行なわれ,出雲大社でもかつては不定期ではあるが造替が行なわれていた。

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デジタル大辞泉の解説

しきねん‐ぞうたい〔‐ザウタイ〕【式年造替】

神社で、定期的に神殿の全部または一部をつくり替えること。式年遷宮(せんぐう)。

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世界大百科事典 第2版の解説

しきねんぞうたい【式年造替】

年数を定めて定期的に社殿を建て替えて更新する神社特有の制度。伊勢神宮では15,16世紀の戦乱の世に一時途絶えたこともあるが,今日も20年ごとに行われており,1973年の造替は60回目とされる。ここでは東西に隣接して同じ広さの敷地があり,遷宮(遷宮・遷座)に先立って,空いている方の敷地に新しい社殿をつくり,遷御の儀が終了してから古社殿は取りはらわれる。仁科神明宮(長野県大町市)には永和2年(1376)銘以後,20年ごとの棟札が保存してあり,江戸時代末までは乱れることなく20年ごとに造替されていた。

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