式楽(読み)シキガク

精選版 日本国語大辞典 「式楽」の意味・読み・例文・類語

しき‐がく【式楽】

  1. 〘 名詞 〙 儀式に用いる音楽や舞踊。江戸幕府での能楽など。
    1. [初出の実例]「能楽は、古へ幕府の式楽として用ひられ」(出典:東京風俗志(1899‐1902)〈平出鏗二郎〉下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「式楽」の意味・わかりやすい解説

式楽
しきがく

儀式用に用いられる芸能寺社の宗教行事に付随している音楽や,平安時代宮廷の行事の一部として固定化された雅楽も式楽であるが,江戸時代において江戸幕府が能を武家の式楽として規定したのが有名で,式楽といえば能をさすことが多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android