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引け巣 ひけすshrinkage cavity

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

引け巣
ひけす
shrinkage cavity

鋳造金属内部に残る気泡。溶融金属は一般に気体の吸収が多く,凝固の際にそれを吐き出し,また金属自体も凝固時に収縮する。そのため,鋳型に注入された金属材料は,低温の鋳型に接触する外面は早く凝固するが内部の凝固は遅れるので,内方はガス放出と凝固収縮とが同時に起り,大きなくぼみ (空洞) をつくる。それが引け巣である。これを防ぐには,予想される引け巣分の高さだけ余分に鋳造品上部に頭をつけておけばよい。これを押し湯といい,鋳造後切落す。

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世界大百科事典内の引け巣の言及

【鋳造】より

…以下,おもな鋳造欠陥について述べる。 (1)引け巣shrinkage cavity 凝固収縮による欠陥で,鋳物の表面にできる〈外引け〉,内部にできる〈内引け〉がある。対策として鋳造方案(とくに押湯方案)を検討し,また冷却能のよい中子砂を使用する。…

※「引け巣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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