弥陀ヶ平廃寺(読み)みだがなるはいじ

日本歴史地名大系 「弥陀ヶ平廃寺」の解説

弥陀ヶ平廃寺
みだがなるはいじ

[現在地名]東郷町野方

野方のかた集落の南、西方に張出した丘陵先端部に位置する白鳳時代から奈良時代の寺院跡。当廃寺跡より四五〇メートルほど北西に下った所に同時代の野方廃寺が所在する。寺院跡の所在する丘陵は東西三七メートル・南北四八メートルの範囲がほぼ平坦地となっている。この平坦地の中央部に六基の礎石が残り、桁行四間・梁間三間の建物が復原されるが、基壇状の高まりは認められない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android