旺文社世界史事典 三訂版 「張 良」の解説
張 良
ちょうりょう
韓信 (かんしん) ・蕭何 (しようか) と並ぶ前漢創業の功臣
字 (あざな) は子房。韓の貴族の出身。始皇帝の暗殺失敗後,劉邦 (りゆうほう) (高祖)に仕えて秦を滅ぼし,劉邦と項羽の争覇戦では,縦横の政治的・戦略的手腕を発揮して劉邦を勝利に導いた。漢の統一後,諸侯を封建し,都を長安に定めるなど,多くの功によって万戸の侯に封ぜられたがこれを受けず,退いて終わりを全うした。
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