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弾道ミサイルの早期警戒システム だんどうみさいるのそうきけいかいしすてむ (Ballistic Missile) Early Warning System

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知恵蔵2015の解説

弾道ミサイルの早期警戒システム

弾道ミサイルの発射を探知、警報を発し、迎撃システムにミサイルの飛来データを送るシステム。探知には赤外線レーダーが用いられる。宇宙空間設置型、空中型、陸上・海上設置型がある。地球の丸みの関係から、最も早く探知できるのは宇宙空間設置型で、常時監視態勢にはセンサー静止軌道に設置するか、多数のセンサー衛星を周回軌道に上げて、連続して同一地域をカバーできるようにする必要がある。米国は1960年代から赤外線望遠鏡を積んだ早期警戒衛星(DSP衛星:Defense Support Program)を静止軌道に打ち上げている。後継型として、静止衛星と周回型衛星とを組み合わせるSBIRDS‐High衛星システムが開発中で、2007年以後に打ち上げが始まる予定。日本が北朝鮮から発射された弾道ミサイルを早期に探知するには、飛翔時間が短い(4〜10分)ために宇宙からの監視が不可欠だが、米国は太平洋上の静止軌道にあるDSP衛星からの情報を日本にも与えるとしながら、生情報の形で提供されるのかは不明。イスラエルは1996年からインド洋上の静止軌道にあるDSP衛星の生情報を提供されている。空中設置型は航空機、無人機、飛行船、気球などにレーダーまたは赤外線センサーを搭載する方式。陸上・海上設置型はレーダーが使われる場合が多く、アリューシャン列島のシムヤ島に設置されている米国のコブラディーン型レーダーや、イージス艦のレーダーが代表的な存在。

(江畑謙介 拓殖大学海外事情研究所客員教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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