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当作歩方制 とうさくぶかたせい

世界大百科事典 第2版の解説

とうさくぶかたせい【当作歩方制】

幕末から明治期にかけて,備前児島半島の野崎浜(元野崎浜は倉敷市児島味野,東野崎浜は玉野市山田)でみられた特殊な地主小作制。野崎浜では1塩戸(1軒前)に3種類の当作人が存在し,それぞれ権利を意味する歩方が付与せられていた。一つ担当人と呼ばれる直接生産者の歩方,一つは地主である野崎家の親類や野崎家に対し功労のあった者に恩恵的に与えられる歩方,一つは元方(もとかた),すなわち野崎家自身の歩方である。それぞれの歩方が5歩,4歩,1歩であった場合,仮にその浜で100円の利益があがると,歩方に応じて50円,40円,10円と配分し,逆に損失を生じた場合は歩方に応じて負担する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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