(読み)ショウ

デジタル大辞泉 「彰」の意味・読み・例文・類語

しょう【彰】[漢字項目]

常用漢字] [音]ショウ(シャウ)(呉)(漢) [訓]あらわす
はっきりと目立つように表す。「彰徳顕彰表彰
[名のり]あき・あきら・ただ・てる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「彰」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 14画

(旧字)
14画

[字音] ショウ(シャウ)
[字訓] あきらか

[説文解字]

[字形] 会意
(章)(しよう)+彡(さん)。は文身を加える大きな針の形である辛に、墨だまりの膨らみを加えた形。彡はその文彩あることを示す記号。文身の美を文章といい、また彰(ぶんしよう)という。〔説文〕九上に「なり」とみえる。〔説文〕は(音)と十とに従うて楽章の意であるとするが、文章は彰の初文。ともに文身の美をいう。文身は通過儀礼の方法として、広く汎太平洋地域の諸族の間に行われ、中国の古代にもその俗があったと考えられる。(文)の系列の(彦)・顏(顔)や、爽・(せき)・匈(きよう)など、みなその文様を含む字である。

[訓義]
1. あきらか、あや、文身のあや、その色の美しさ。
2. 章と通じ、あらわす、しるし。

[古辞書の訓]
名義抄 アラハス・アキラカニス・ホガラカナリ 〔立〕 ホガラカ・ノベテ・アラハル・タス・シムルナリ・アキラカ・アラハスコト

[語系]
tjiangは同声。もと繁簡の字。(著)tiaは声義近く、文章の著明であることをいう。これによって災厄を却けるので、(障)tjiangもその系列の語である。

[熟語]
彰赫・彰義彰顕彰験彰功・彰彰考彰施彰示・彰彰彰彰旌・彰善・彰著彰徹彰聞彰炳・彰明彰揚・彰露
[下接語]
煥彰・義彰・顕彰・孔彰・功彰・滋彰昭彰・徳彰・表彰・名彰

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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