後ろめたなし(読み)ウシロメタナシ

デジタル大辞泉 「後ろめたなし」の意味・読み・例文・類語

うしろめた‐な・し【後ろめたなし】

[形ク]《「なし」は意味を強める接尾語
うしろめたい1」に同じ。
「心ざしありつる郡司の妻を、―・き心つかはん事、いとほしけれど」〈宇治拾遺・九〉
うしろめたい2」に同じ。
「遥かにかくまかりなむとするに、心細き御ありさまの、…、いとあはれに―・くなむ」〈蓬生
うしろめたい3」に同じ。
「―・き御せうとの心ばへなり」〈狭衣・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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