後天(読み)コウテン

デジタル大辞泉 「後天」の意味・読み・例文・類語

こう‐てん【後天】

《「易経」乾卦の「天に先だって天違たがわず、天に後れて天時を奉ず」から》生まれてからのちに身につけること。人が生後学習経験などの結果として得るもの。⇔先天

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精選版 日本国語大辞典 「後天」の意味・読み・例文・類語

こう‐てん【後天】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「易経‐乾卦」の「先天而天弗違、後天而奉天時天且弗違」による。天におくれる意 ) 物事が生じてのち、人為的に加えられたこと。特に、人が生後に、社会環境や経験、学習などによって身につけてゆくものをいう。⇔先天
    1. [初出の実例]「孟子先天の理によりていへり。後天よりいふ時は、君は上に位して威重あり、民は君にしたがふ者也」(出典:集義和書(1676頃)一五)

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普及版 字通 「後天」の読み・字形・画数・意味

【後天】こうてん

天の時に従う。先天に対する語。経験的に得るものをいう。〔易、乾、文言伝〕天に先んじて時(たが)はず。天に後(おく)れて天時を奉ず。

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