後宴(読み)ゴエン

デジタル大辞泉 「後宴」の意味・読み・例文・類語

ご‐えん【後宴】

神祭翌日潔斎けっさいを解いたあとで催される酒宴
大きな宴のあと、場所や日を改めたりして、さらに催される宴。
「人々のこなたに集ひ給へるついでに、いかで物の試みてしがな。私の―あるべし」〈初音
江戸時代町家遊里などで、節句祭礼花見などの翌日。

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精選版 日本国語大辞典 「後宴」の意味・読み・例文・類語

ご‐えん【後宴】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 宮中で、大嘗会(だいじょうえ)の神祭の儀式の翌日、潔斎(けっさい)を解いたあと催される酒宴。
  3. 大きな宴のあと、場所や日を改めたりして、さらに催される宴。
    1. [初出の実例]「踏歌後宴。御賭。左大臣以下奉貢物」(出典日本紀略‐延喜五年(905)三月二九日)
  4. 江戸時代、町家や遊里などで、節供、祭礼、花見などの翌日。
    1. [初出の実例]「後宴(ゴエン)。節句にても祭にても、其翌日を後宴(ゴエン)といひて売日定む」(出典:評判記色道大鏡(1678)一)

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