デジタル大辞泉 「後幕」の意味・読み・例文・類語 あと‐まく【後幕】 1 芝居で、次に演じられる狂言。2 次にする仕事。「よくよくこの―をこころみ給へ」〈洒・辰巳婦言〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「後幕」の意味・読み・例文・類語 あと‐まく【後幕】 〘 名詞 〙① ある幕の次に演じられる狂言。[初出の実例]「そこは一番こっちのしかけそのあと幕は私が作者」(出典:洒落本・廓節要(1799))② ( ①から転じて ) 次にする仕事。また、次に展開する情景。[初出の実例]「よくよくこの跡幕をこころみ給へ」(出典:洒落本・辰巳婦言(1798)四つ明の部)③ 事の終わったあと。 うしろ‐まく【後幕】 〘 名詞 〙 寄席の高座などで、出演者の後方に掛ける幕。真打昇進披露などの場合に、ひいき客から贈られる。[初出の実例]「ひゐき連中より、後ろ幕翠簾(すだれ)見台等にことごとく連名を記して贈ること山のごとし」(出典:随筆・わすれのこり(1824)下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例