後患(読み)コウカン

デジタル大辞泉 「後患」の意味・読み・例文・類語

こう‐かん〔‐クワン〕【後患】

後日うれい。あとになって起こるわずらわしい事柄。「後患の根を断つ」

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精選版 日本国語大辞典 「後患」の意味・読み・例文・類語

こう‐かん‥クヮン【後患】

  1. 〘 名詞 〙 そのことが種となって後で起こるわずらい。後日の憂い後々心配
    1. [初出の実例]「若不矜恤、恐貽後患」(出典続日本紀‐養老六年(722)四月乙丑)
    2. 「事情平穏にして後患なかる可きに似たれども」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二)
    3. [その他の文献]〔詩経‐周頌・小毖〕

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普及版 字通 「後患」の読み・字形・画数・意味

【後患】こうかん(くわん)

後日の災い。〔魏書、序紀、文帝〕晉の征北將軍衞の人と爲りの雄なるを以て、後患を爲さんことをれ、乃ち密(ひそ)かに晉し、留めて(つか)はさざらんことをふ。晉信を失ふことを(はば)かり、許さず。

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