日本歴史地名大系 「後河原町」の解説
後河原町
うしろがわらまち
町名は、大内館を中心として町の後ろの河原という地理的な命名と思われる。伊勢神宮の御師が信者への守札を配った時の覚である中国九州御祓賦帳の享禄五年(一五三二)分に、「山口うしろかハら玉蔵院」「山口うしろかハら若江大郎左衛門殿」とある。
山口古図によれば一ノ坂川東側は武家町で番町であったらしい。北から水ノ上町の町家に続いて三番丁・四番丁・五番丁・六番丁・七番丁と続き、そのすべてが家中町であった。四番丁には冷泉氏、五番丁には大和氏、六番丁の
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報