後退り(読み)アトズサリ

デジタル大辞泉 「後退り」の意味・読み・例文・類語

あと‐ずさり【後退り】

[名](スル)《「あとすさり」とも》
恐れたり警戒したりして、前を向いたまま少しずつ後退すること。あとじさり。「犬に出くわして、思わず後退りした」
ためらって消極的になること。あとじさり。
[類語]後退逆行逆流逆走あと戻り逆戻り後進退歩退行遡行後ろ向き

あと‐じさり【後退り】

[名](スル)《「あとしざり」「あとしさり」とも》
あとずさり1」に同じ。
「―して唐紙に背をもたせた」〈高見・如何なる星の下に〉
あとずさり2」に同じ。
「いざ結婚となると何時も―していたものが」〈白鳥泥人形
《すり鉢状の巣を作るとき、後方に進むところから》アリジゴク別名
カニムシの別名。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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