得たり(読み)エタリ

デジタル大辞泉の解説

え‐たり【得たり】

[連語]《動詞「う(得)」の連用形+完了の助動詞「たり」。感動詞的に用いる》事がうまく運んだときや、事をうまくしとげたときに発する語。しめた。うまくいった。
「統一もなき無趣味の三十一文字(みそひともじ)となし自ら―とする事初心の弊なり」〈子規・墨汁一滴〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

えたり【得たり】

( 感 )
〔動詞「得」の連用形「え」に完了の助動詞「たり」の付いたものから〕
自分の思いどおりになったときに発する声。しめた。うまい。してやったり。 「 -とばかり打ちこむ」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

え‐たり【得たり】

〘感動〙 (多く「と」を伴って用いる) 物事が自分の思う通りにうまくいったと思われるときに発することば。しめた。
※大観本謡曲・巴(室町末)「すこし恐るる気色なれば、敵は得たりと、切ってかかれば」
※読本・椿説弓張月(1807‐11)後「渦丸〈略〉流るる鮮血(ちしほ)もろともに、一声叫びて倒るるを、朝稚(ともわか)得たりと刀をもて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

MBO

マネジメント・バイアウトは、経営陣による株式の買い取りであり、(1)過半数の株式取得によって経営権を手に入れることで敵対的買収に対抗するものと、(2)経営権を獲得し、株式非公開化をすることで敵対的買収...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

得たりの関連情報