無趣味(読み)ムシュミ

デジタル大辞泉 「無趣味」の意味・読み・例文・類語

む‐しゅみ【無趣味】

[名・形動]趣味をもたないこと。風流心のないこと。また、そのさま。無風流。没趣味。「無趣味な(の)人」「無趣味な(の)花瓶
[類語]道楽多趣味趣味散文的素っ気ない無機的無風流味気あじけないつまらない興醒きょうざ興醒きょうざまし不興しらけるつや消し色消ししらじらしいぞっとしない鼻白む無味無味乾燥没趣味索然砂を噛むよう無芸芸無し

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精選版 日本国語大辞典 「無趣味」の意味・読み・例文・類語

む‐しゅみ【無趣味】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 趣味のないこと。無風流なこと。また、そのさま。没趣味。
    1. [初出の実例]「無趣味の句を以て、一茶一代の秀逸となすに至りては」(出典:一茶の俳句を評す(1897)〈正岡子規〉)
    2. 「博士論文なんて無趣味な労力は」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉四)

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