御乳母日傘(読み)おんばひからかさ

精選版 日本国語大辞典 「御乳母日傘」の意味・読み・例文・類語

おんば‐ひからかさ【御乳母日傘】

〘名〙 幼児を大切にして、乳母(うば)をつけ、外出にも日傘をさしかけること。転じて一般に、幼児が大切に育てられることにいう。おうばひからかさ。おんばひがさ。
洒落本通言総籬(1787)一「乳母日傘(オンバヒカラカサ)にて長(ひととなり)金銀細螺(きさご)はじきに」

おんば‐ひがさ【御乳母日傘】

※歌舞伎・三人吉三廓初買(1860)三幕「お乳日傘(ンバヒガサ)でそやされた、お坊育ちのわんぱくが異名になった此吉三」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android