日本歴史地名大系 「御仮屋跡」の解説 御仮屋跡うかいやあと 沖縄県:那覇市那覇西村御仮屋跡[現在地名]那覇市西二丁目西(にし)村の南部に位置。薩摩鹿児島藩の在番奉行所(薩摩藩在番奉行所)のことで、西村と東(ひがし)村を南北に分ける親見世(うえーみし)馬場通の南側にあり、門前の通りを仮屋の前(カイヤヌメー)といった。日本監守館ともみえる(「球陽」尚泰王一四年条)。間切集成図に御仮屋とあり、慎思九の那覇綱引之図(沖縄文化の遺宝)に、桟敷を御仮屋の石垣に架けて綱引を見物する奉行所役人らが描かれている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by