デジタル大辞泉
「御先棒」の意味・読み・例文・類語
お‐さきぼう【▽御先棒】
人の手先となること。また、その人。→先棒
「君こそ―に使役われるんじゃ無いか」〈藤村・破戒〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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お‐さきぼう【御先棒】
- 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )
- ① 二人で物をかつぐ時、棒の前方をかつぐ者。先肩。
- ② 人の手先になること。また、その人。お先棒担ぎ。
- [初出の実例]「君こそ御先棒に使役(つか)はれるんぢゃ無いか」(出典:破戒(1906)〈島崎藤村〉一二)
- ③ 物事をうまく利用して自分の都合のよいように使うこと。
- [初出の実例]「商品は魔術をもって、交通線の発達をお先棒に山奥の寒村の隅々まで喰ひ込んで行った」(出典:綿(1931)〈須井一〉二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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