御免なさい(読み)ゴメンナサイ

デジタル大辞泉 「御免なさい」の意味・読み・例文・類語

ごめん‐なさい【御免なさい】

[連語]
自分のあやまちをわびるときの言葉。「ご免なさい、もう二度としません」
自分の失礼に対して許しをうときの言葉。「お忙しいのにお邪魔してご免なさい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御免なさい」の意味・読み・例文・類語

ごめん‐なさい【御免なさい】

  1. 〘 連語 〙 ( 助動詞「ます」の命令形「ませ(まし)」を付けていっそう丁寧に表現することもある ) 許しを請うときに言うことば。
  2. 他人に許可を求める気持で言う挨拶のことば。
    1. [初出の実例]「御免(ゴメン)なさいと座につけば、まづこちらへと上の座へすすめて」(出典人情本・春色梅児誉美(1832‐33)三)
  3. 他家を訪問したときの呼びかけのことば。
    1. [初出の実例]「お隣のおかみさん、御免(ゴメン)なさいまし」(出典:滑稽本浮世風呂(1809‐13)二)
  4. 特に、人込みに分けいったり、それをかきわけて進む時のことば。
    1. [初出の実例]「御免(ゴメン)なさい田舎者は、めりやす好の江戸子(えどっこ)にて、ざっと一風呂手巾(てぬぐひ)を濡らすのみ也」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)前)
  5. 他人にあやまる時に言うことば。
    1. [初出の実例]「コレハごめんなさい。わたしがおみ足かとぞんじて」(出典:咄本・無事志有意(1798)そそか)

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