御前原城跡(読み)ごぜんばらじようあと

日本歴史地名大系 「御前原城跡」の解説

御前原城跡
ごぜんばらじようあと

[現在地名]矢板市早川町 御前原

うち川左岸、国道四号矢板バイパスの西側に位置し、南北に走る丘陵帯の西裾に近く、南東流する内川の北岸台地を占める。本丸跡は城跡公園となり、県指定史跡。中村なかむら城ともいう。昭和四〇年(一九六五)までは複郭原形をとどめていたが、道路建設や工場誘致によって二の丸・三の丸が破壊され、現在は本丸跡を残すにすぎない。城域は東西約四〇〇メートル・南北約七〇〇メートルに及ぶ長方形を呈していたが、本丸跡は東西一七七メートル・南北一八四メートルの方形をなす。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android