御坊村(読み)ごぼうむら

日本歴史地名大系 「御坊村」の解説

御坊村
ごぼうむら

[現在地名]御坊市御坊

日高川右岸西方、北東から南に流れるした(環濠か)に囲まれ、本願寺掛所(日高御坊)を中心に寺内町を形成した。北から東へかけてしま村、南・西・北はその浦に隣接。薗浦とともに日高ともいわれ、当村より北方の諸村を日高上ひだかかみ郷ということもあった。

文禄四年(一五九五)当地に再建された吉原よしわら坊舎が本願寺掛所となり、寺内領が永代諸役御免とされたため近郷から集住、しだいに町場を形成。


御坊村
ごぼうむら

[現在地名]橿原市御坊町

畝傍山東麓、畝傍村東部の村。元禄郷帳に「畝傍村之枝郷」とあり、寛永一六年(一六三九)から元禄一三年(一七〇〇)の間に独立したと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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