精選版 日本国語大辞典 「御敵」の意味・読み・例文・類語 お‐てき【御敵】 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )① 遊女と客が、それぞれ相手をさしていう語。相手の遊女、または相手の客。敵さん。敵州。→敵[ 一 ]④。[初出の実例]「碁(ご)によくにたるとて、碁のあいてをば敵とあだ名を申ならわすゆへ、太夫達をお敵と名付申なり」(出典:仮名草子・ぬれぼとけ(1671)中)「しんぞうの大夫を、千三郎のお敵(テキ)と品さだめて」(出典:浮世草子・好色盛衰記(1688)一)② 愛している人。情人。いろ。[初出の実例]「長松や次郎吉までが兄分をこしらへ、御敵(オテキ)をたくはへ」(出典:仮名草子・都風俗鑑(1681)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例